いつも当ブログにお運びいただき誠にありがとうございます。
早いもので5回目の新年です。
(最初の記事は2004年12月31日付ですが、実際に始めたのは2005年1月8日です)
小学生が高校生になるくらいの年月同じことをやっているのかと思うと、クラックラしますが、やはり自分のための備忘録として必要なものなので、今後ともお目汚しご容赦ください。
読んだものすべてアップするぞ!と意気込んだこともありましたが、やっぱり無理だったので、2009年7月から
読書メーターも併用してます。
7月以前のものもできる限りさかのぼって1月まで入力したところ、2009年に私が読んだ本は
246冊ということでした。
えっー! そんなに読んだかなあ?
でも再読がかなりあります。
昨年のベストテンといっても、最近ますます読む作家が限られてるので、あまり意味がないと思います。
新刊・既刊問わず昨年読んだ本の中から、印象に残ったものを部門別に取り上げてみたいと思います。
【シリーズ絶好調部門】
1
「交渉人は振り返る」 榎田尤利
2
「唇にキス、舌の上に愛」 高遠琉加
3
「小説家は誓約する」 菱沢九月
4
「狼皇帝〜宿命のつがい」 剛しいら
5
「放水開始!許可証をください」 烏城あきら
シリーズもので好調、または完結したもの。
「
交渉人シリーズ」は、続編とかスピンオフとかではなく、一話完結ながらも佳境に向かいつつあり、今後がますます楽しみ。
「
レストランシリーズ」は、こんなに盛り上がる話とは最初思わなかったです。私的な高遠さんの格付けがこれで「必ず新刊買う作家」に昇格しました。
「
小説家シリーズ」は、出るとは思わなかったサプライズ完結編。かなり間があきましたが、完結してみれば「
愛妻物語」の決定版でした。
500年の時空を超える壮大な「
狼シリーズ」は3冊で完結でしょうか? まだいける気がしますけど。
完結するという噂だった「
許可証シリーズ」は続行となりました。
【R45部門】
1
「優しい罠」 剛しいら
2
「最果ての空」 英田サキ
3
「リメイク」 剛しいら
番外
「きのう何食べた」(3) よしながふみ
ボーイズラブも読者の年齢層が上がって、成熟期に入ったと思われます。
「ジジ受け」のような「対象」としてではなく、
中高年の心象を描いたボーイズラブが出てきたことに注目。
1は、カップルは若者だが、主人公はニア50という
中年小説。
2の篠塚はまだ40だけど、ここでいいんじゃない?
3も主役カップルとは別に、昭和の時代劇俳優、花田(推定70代)が陰の主役でした。
番外はBL小説ではなくお料理コミックですが、R45の人間関係と生活感がリアルに描かれているのでこちらに入れました。
【ベテラン好調部門】
1
「夢にも逢いみん」 かわい有美子
2
「いとし、いとしという心」 かわい有美子
3
「空色スピカ」 かわい有美子
4
「盗っ人と恋の花道」 剛しいら
5
「我儘な王子は恋着する」 剛しいら
6
「フラワーチルドレン」 うえだ真由
7
「この唇でもう一度」 うえだ真由
8
「嘘と誤解は恋のせい」 小林典雅
9
「さやかな絆」 遠野春日
10
「初心者マークの恋だから」 いつき朔夜
順位にあまり意味はないんですが、上記以外で2009年の10冊を挙げてみました。
2009年はなんといっても、
かわい有美子が絶好調でした。
「夢にも逢いみん」は、
王朝BLとして格式高くしかも萌えどころを押さえて、さすがベテランの貫禄。
「いとし、いとしという心」は、
京ことば指導、和装監修、京都某老舗旅館ロケハンもろもろの結集として大満足。
さらに「トーマの心臓」へのオマージュ?甘酸っぱい学園ものまで書いて、復刊も多数。
まさしく「
かわい有美子イヤー」でありました。
剛しいら組長は相変わらず
絶倫でした。
特に時代物は
独壇場。時代物は久我さんや鳩村さんもチャレンジしましたが、やっぱり何か匂いが違うんですよね・・・たぶん、
昭和の時代劇の匂いなんだろうと思います。
「我儘王子」は続編ですが、
お世話役攻めという(「夢にも逢いみん」もそうですが)myツボにヒット。
うえだ真由は新刊じゃないんですが、昨年は未読本&同人誌をまとめてがっつり読んで、改めて
良識派といわれる所以を認識、「この唇」は久々の号泣ものでした。
遠野春日、実は新刊はこれしか読んでないんですけど、昨年はこれと「茅島氏」で満腹してしまいました。
いつき朔夜は、昨年は新刊2冊出しましたが、どちらもちょっと決め手に欠けるかなあ・・・もちろん平凡な出来ではないんですが、もう新人じゃないので、もっと高いところに行けるはずと期待します。
小林典雅ももう新人ではない・・・とりあえず1年に1冊は出しましょうよ。
以下、ダラダラ長いので折りたたみます。