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愛と混乱のレストラン(全3冊) 高遠琉加
愛と混乱のレストラン』(2008年3月)


美女と野獣と紳士』(2008年12月)


唇にキス 舌の上に愛』(2009年5月)

以上二見書房シャレード文庫

シェフ(28)×支配人(29)

ついに完結! 
期待以上の面白さ、涙と感動のラストに毎日この3冊をぐるぐると読み返しています。
2冊目と3冊目は連続刊行してほしかったけど、まあ1年ちょっとで完結したのでよしとしよう。これから読む方は3冊そろえてから読み始めることをおすすめします。

「愛と混乱のレストラン」は、業績不振で休業中のフレンチレストランに親会社から出向してきた支配人が、札幌の洋食屋からシェフを強引にスカウトするところから始まる。
冷たい美貌の支配人・理人(りひと)と、腕はいいが無愛想で協調性のない料理人・修司はことごとく対立し、どうしても店を成功させたいと力めば力むほど理人は店のスタッフから孤立してしまう。
こんな店辞めてやる!とたたきつけたところで、修司はエリート然とした理人の隠された私生活を知る・・・。

なんかすごく面白そうなドラマが始まった・・・前菜はとてもおいしいんだけど、メインに何が出てくるのか想像できない・・・という1冊目。

それが2冊目で一気に盛り上がり、「え〜?ここで続きを待て? そんな〜」と、おいしそうなメインの皿を前にカトラリーがない!! という状態でおなかグーグー言わせて待った完結編でした。
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| 高遠琉加 | 13:02 | comments(0) | - |
茅島氏の優雅な生活(1) 遠野春日
 幻冬舎ルチル文庫 2009年

庭師(31)×御曹司(26)

この作品、実は一度リタイアしている。
BLビギナーだった私は、なぜかこの茅島ワールドに入れなかったのだが、遠野さんの中ではこれがいちばん好きと評価する人も多く、文庫版になったのを機にリベンジしてみた。

面白い・・・どうしてこの面白さを理解できなかったのだろう。
金持ちの話より貧乏話のほうが好き・・・というのもあるが、リーフノベルズという「入れ物」がマッチしてなかったのかも。

茅島氏は大学時代に両親を事故で亡くし、その莫大な資産を1人で相続した孤独な大金持ち。馬場まで備えたイギリス式庭園を擁する広大な屋敷に使用人を抱えて1人暮らし、無職である。
・・・そういう優雅な金持ちは日本には存在しない。相続税が・・・などと思ってはダメ。
これは現代の日本を舞台にしているようで、そうではない。ディズニーランドのようにお約束の「別の世界」の話なのだ。
こんどはすんなりアナザーワールドのゲートをくぐることができた。

一つ一つのお話は短い。茅島氏の優雅な一日を三人称で描くもの。茅島邸のお抱え庭師の一人称で描くもの。短いエピソードが時間軸をずらしながら重なり合って、変人と思われている茅島氏の一途な恋が描かれる。

恋の相手である庭師にはなぜか名前が与えられていない。
飼い犬にだってラフマニノフという立派な名前がついているのに。

1巻目は、茅島氏の庭師の口説き方編。
御曹司は誰にも真似のできない大胆な行動を取られて、雇い主に愛されているなどと夢にも思っていない庭師(東大法学部卒!)を一発で落とす。
まさに「必殺」というかんじ・・・。

「アンチリアリズム」という遠野さんの真価が存分に発揮されていて、10年前の作品であることも何の問題もない。

これから2巻、3巻と続きが出る予定。
それを全部読んだとき、庭師に名前がない理由がわかるのだろうか・・・楽しみ。

『茅島氏の優雅な生活1』麻々原絵里依/遠野春日 芳文社2009年


同時に出たコミック版も、原作に忠実かつ原作の魅力を生かしている。
茅島氏の美しさと可愛さをビジュアル化しているのがよい。
| 遠野春日 | 17:45 | comments(0) | - |
日曜日に生まれた子供 紺野キタほか
『日曜日に生まれた子供』 紺野キタ 大洋図書2009年


SL(シニアラブ)の傑作「先生のとなり」収録ということで購入。
表題作の「日曜日に生まれた子供」(英国時代もの)も、中年の主人と若い使用人の主従ラブ。妻に見捨てられた病弱な元美少年の旦那さまが色っぽい。
「先生のとなり」は小学校の恩師(妻と死別)とその教え子(バツイチ)。
50歳×70代という高齢カプだが、あっさりした表現にお色気ありあり。BLの高齢化もついにここまで・・・。
先生の息子は、実は恋人の部下だった・・・という同人誌番外編(Worry About You)と合わせて読むべし。
「百合」も収録されていますが、私にとって百合は難解であった。

「パパがあいしてる」 吉池マスコ 竹書房2009年

兄(ヤクザ)×弟、ヤクザ×税理士ほか

「ベイビーカムヒア」 吉池マスコ 竹書房2007年

風俗店店長×少年

吉池マスコを2冊読んでみた。
好みの絵とは言えないのだが・・・面白い。
麗人なので「エロ」が必要以上に濃いのが難点(?)だけど、トボけた語り口と、子供や少年、死神ブラザーズ(文字どおり死神だけど子供の姿をしている)の描き方がカワイイ。
吉池さんて札幌の人ですねたぶん。新聞の「おくやみ欄」の描き方を見てわかった。
| コミックス | 22:30 | comments(0) | - |
フラワーチルドレン うえだ真由

アイスノベルズ2003年

会社員(29)×花屋店員(21)

Hさんからお借りしている「うえだ真由」同人誌セットを着々と読破中ですが、商業誌が1冊残っていた。

これが・・・遊び慣れた傲慢男が、純情で垢抜けないヒロインをつまみ食いしようとして落とし穴にはまる・・・私の大好物でした。

うえだ真由のヒロインは、清純派あるいは不幸な境遇にもめげずがんばるケナゲ派が多い。そこが好きなところです。

化学工業メーカーで出世ナンバーワンのやり手営業マン倉田は、仕事のできない奴がバカに見えてしょうがない自信満々の29歳。
しかもバイ・・・連れて歩くには女性が好ましいが、セックスに限れば男が好き。
女性は「こなれたタイプ」を選ぶが、男は初心な相手を自分に惚れさせて、自分好みに育てて遊び、飽きたらポイ捨て。

・・・最低ですね。女から見ても男から見ても最低な奴。
こんな奴は思い切り痛い目に遭うはず・・・どんな痛い目が待っているのかとワクワクしながら(!)読むのが楽しい。

ま、頭がよくて何でも思い通りにこなしてきて、弱いものを踏み台にしてきた人間は、遅かれ早かれいつかは誰かにハメられるわけです。

高倉が通勤電車で見初めて口説いたヒロインの晶は、会社の近くの花屋の店員で、恋愛経験なしの清純派。
地方から上京して花屋に就職した高卒の晶を見下していた高倉は、仕事に失敗した情けない姿を晶にだけは見せたくないと逃げを打つが、花が好きで、花屋の仕事に生きがいを持っている晶は、そんな高倉に「元気出して」というまっすぐな言葉を与える。

二股かけられていたことも、見せかけの優しさも実は気がついていたけど、それでも「好きです」という晶の誠実な告白に、倉田はついに自分にないものを晶が持っていることに気がつく。

続編は、大阪支社に左遷になった倉田と晶の遠距離恋愛。
それでもなんとか仕事で挽回していい格好を見せたくて焦る倉田の前に、晶にあからさまな粉をかける当て馬・高畑の登場。
同人誌番外編では、この高畑が主人公になっている。

しかし、うえだ真由は同人オリジナルでも化学系メーカーのリーマンの話がありましたが、ケミカル系にやけに詳しい。そっち系の職業経験があるのかな?
| うえだ真由 | 21:55 | comments(0) | - |
リメイク 剛しいら
映画会社社長(36)×俳優(24)
 ガッシュ文庫2009年

剛しいらは、1冊目は「普通?」でも2冊目から「普通」じゃなく面白くなる場合があるから油断ができない。

「フェイク」の続編?なんだっけ?ああ、売れない俳優が、繁(ハン)流スターの替え玉になる話ね・・・たしか剛しいらとしては「普通に」面白かったけど、その続きが出るとは思わなかった。

「フェイク」は、自衛隊上がりの真面目で素直だけどいまいちパッとしない「着ぐるみ」俳優の陽平が、スターへの階段を昇っていく「序章」だったのね。

恋人となった高島の援助を得て、時代劇俳優として再出発するべく修行中の陽平は、殺陣の道場で往年の大スター・花田啓二に見出される。
花田は時代劇映画の全盛時代、「美剣士」シリーズで一世を風靡した伝説の大スターだった。

私なんかでもその伝説は知っているけど作品として見たことはなく、晩年のホームドラマのおじちゃん役とか、大河ドラマや政治家など、貫禄の必要な役でゲスト的に出ていた姿のみが記憶にある、あの人とかこの人とか? 
なんとなくどのへんがモデルかわかる・・・そんなオーバー70が今回の助演男優賞なのである。

芸能界を引退して京都に隠遁していた花田は、私財を投じて自分の代表作「華の剣士」を陽平で「リメイク」したいという話を持ち込んでくる。
陽平にとっても大きなチャンスだが、個人指導を受けるため、しばらく京都の花田の家に住み込むことが条件となり、高島は嫉妬に苦しむ。
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| 剛しいら | 16:34 | comments(0) | - |
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