昨年あまり読まなかった分、今年はせっせとコミックを読んでます。
しかしコミックスはあっという間に増えて場所をとるのが悩みの種・・・。
「悪魔がキスをする前に」 神楽坂はん子 新書館2008年
やっぱり神楽坂はん子だな。人間は時間とともに変わっていくものなのである。
攻めはフリーライターで「なんでも屋の雑文屋」から大きな賞をとるノンフィクションライターに成長する。その間に受けはやくざの愛人→モデル→テレビキャスター→フリージャーナリストと流転していく。人生を流れる時間を描けば最後は淋しい話になるのは仕方ない。
「極上の恋人1,2」 水名瀬雅良 オークラ出版2007年
絵はきれいだけど良くも悪くもオーソドックスとかシツレーなことを書いておきながら、また読んでるよ。だって読みやすいんだもん。16歳のお坊ちゃま新人モデルと、元彼の間に挟まれている25歳の美人マネージャー。まだ話は続いている。
「喜劇は恋で進化する」 阿仁谷ユイジ 東京漫画社2007年
それに比べて、これは1冊読むのに2か月以上(!)かかった。
新しい世代の新しい感覚のコミック・・・頑張ってついていかなくちゃね(汗)。
「不連続世界」 トジツキハジメ 海王社2006年
元スターの映画館主とバイトくんの話(「スター!」)がよかった。
それにしてもどうしてBL漫画家はカタカナPNが多いのか。トジツキハジメにタカツキノボル、ヤマシタトモコにヤマダサクラコ・・・覚えられないので漢字を混ぜてください。どうしても漢字を使いたくないなら「モンキー・パンチ」先生くらいのインパクトのあるPNにしてほしいものです。
「センチメンタルガーデンラバー」 小椋ムク 東京漫画社2009年
「空色スピカ」の挿絵が気に入ったので。
なんでBLで描いてるのかな?って思うくらい限りなく普通の漫画に近いんだけど、この人の顔と身体のバランス(注・裸はほとんどありません)が好きだ。
野良猫が人間の姿に変わるファンタジックな表題作がよかった。