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昭和元禄落語心中(1)(2) 雲田はるこ
 講談社2011年

 講談社2012年

平成もすでに24年なのである。
今年成人式を迎えたくらいの若者には、「昭和時代」って私の「明治時代」くらいの感覚なんだろうなあ。
でも平成生まれの君たちも、次世代に「平成生まれだからなー」と言われる日は必ず来るのだよ。

去年から書店でちょっと気になっていた1巻、表紙の噺家のたたずまいが今は亡き初助師匠を思わせる・・・でも青年コミックだし・・・と思いつつ作者の素性を調べると、BLコミックも描いてる人らしい。
安心して?1巻を買って読んだら面白くてすぐに2巻を買いに走った。

BLではないのだけど、この設定、この背景には、あきらかに剛しいらの座布団シリーズの影響がうかがえる(と私は思う)。
パクってるということではなくて、先行の名作への愛とリスペクトがあるという意味で。

弟子をとらないことで知られる稀代の名人に無理やり弟子入りする、刑務所帰りの元チンピラ与太郎。
親子ほどに年齢が上なのに妙に色っぽくて偏屈な八雲師匠は、女を演じれば絶品で、ヒマさえあれば都々逸や長唄や踊りの稽古をしている芸の虫。
落語と心中する」と言って独身を貫いているところや、与太郎をお供に連れて京都に出かける場面にも、初助師匠と要の姿がダブる。

あれ?この京都駅って昔の京都駅じゃん・・・そうそう、この話の「現在」は昭和なのだった。

八雲は、早世した兄弟子で、幻の名人と謳われた助六の娘・小夏を引き取って育てている。
よもやBL展開にななるまいと思うが、若き日の八雲と助六の間になにがあったのか・・・。
2巻の途中からいよいよ「八雲と助六編」が始まり、いいところで続くになっている。
(3巻の刊行は秋の予定だそうで)

つまり、八雲師匠の押しかけ内弟子となり一人前の落語家になるべく奮闘努力する与太郎の青春と、戦中・戦後に渡る、八雲と助六の青春・・・二つの昭和の青春芸道物語なのだ。

絵も上手くて、落語の芸を漫画で表現するテクニックもある。

なにより、芸に対してシビアで容赦のない八雲師匠の、太郎に対するドSな仕打ちがすばらしい。
初助師匠のほうがもう少し手加減があったような・・・いやそうでもないか。

八雲師匠も、平成の現在、ご健在なのかどうかが気になるが・・・続きが出るのが待ち遠しい。
| コミックス | 10:58 | comments(0) | - |
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