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野蛮人の求愛 高尾理一
 ショコラノベルズ2010年

無職(20)×会社員(29)

親に頼まれて、5歳からアマゾンで育った遠い親戚を成田に迎えに行ったら、子供はターザンみたいな野人に育っていて、その場でいきなりプロポーズ。
5歳の時の約束を忘れずに15年って・・・バカバカしい系の話なんだけど・・・面白い。

郁望(いくみ)の快適な独身生活は、日本語こそ話せるがジャングル育ちの野生児・海緯(かい)にめちゃくちゃに荒らされてしまう。
「婚約」の件をそらす以上に、海緯を日本のマンション生活に適応させることにやっきになる郁望。
でもなんだかんだ言って、投げ出さずにちゃんと面倒みてあげてるところが真面目だよね。

海緯にもちろん悪気はなく、ただ大好きな「雪の妖精」のような郁望を喜ばせたいだけ、健気な野人なのだ。
私は「自分が一番上手に書ける漢字だから」と、郁望のフルネームを書いた紙を掲げて成田に降り立った海緯くんに、最初から胸キュンでした。

海緯にはコンビニと携帯がないと何もできない日本の若者にはない、野生児ならではの生命力があって、郁望の危機をたびたび救う(痴漢とかとか・・・)。
わりと早めにホダされましたね・・・(その後が大変)。

海緯は郁望を「嫁にする」と言ってるけど、それはベッドの役割だけで、実は海緯は専業主婦希望なのだ。押しかけ女房というか。

会社で働いている郁望のために、アマゾン料理を作り、ご近所の主婦とも仲良く付き合いながら帰りを待っている。

新鮮な鶏肉を食べさせたいと生きた鶏をマンションで締めようとしたり、バスタブをウナギのイケスにするのは主婦の仕事の範疇を超えているかもしれなけれど、新婚の妻の失敗だと思えばカワイイものだ(?)

無人島でも生き残れるサバイバルスキルを持ち、自分だけに愛と情熱を捧げて尽くしてくれる・・・そして髭を剃ったら美男子・・・こんなお値打ちなパートナーが、ある日突然目の前に現れてプロポーズ。こんな理想的なことがあるだろうか。

これぞBLらしい女性のためのファンタジーだなと思います。
| 高尾理一 | 18:17 | comments(2) | - |
紳士の甘い誘惑 高尾理一
取締役(26)×アシスタント(31)
 プリズム文庫2006年

先日「日本文学同好会」(←なんか抜けてる?)のオフ会に参加させていただき、諸先輩方より様々なご教示を受ける機会があった。
私などまだまだ駆け出し、知らないことが多すぎる・・・「○○先生と××先生は実は同一人物である」などの「業界の伝説」は考えてみたこともない話で、えーっと驚いてしまった。

でも高尾理一と○○先生は実は同一人物、あるいは高尾理一は2人いる、と言われたほうがまだ驚かないかもしれない。

散発的に読んでるせいか、どうもイマイチこの人の「らしさ」をつかみきれずにいる。
(自分の過去記事を読んでもよくわからない)
それでもヒロインが理屈っぽいところが特徴といえば特徴?

『一緒に暮らそうよ』が理屈っぽい上にスローテンポだったのは昔の作品だったからかもしれないが、こんどはまたえらくスピーディー。
出張先で出会ったその日にベッドインしてしまった本社のアメリカ人が、上司として日本まで追っかけてきて、「あれはなかったことに」とか言ってるそばからまたその日のうちに・・・。
外資系自動車メーカーの通訳、陸斗(りくと)は、

己の全身からどのような男限定のセックスアピールが出ているのかはわからないけど、とにかくその気のある男には強烈に作用しているようなのだ。

という「男好きのする男」の自覚のあるゲイ。男にはもてるけど、性的マイノリティである自分をネガティブにしか考えられない徹底的にマイナス思考の人。(←しかし本質的には誘い受け。私の好きなタイプだ)

そんな臆病なヒロインの心を甘くとろかす王子様は無骨をもってよしとする日本男子ではなく、金髪碧眼の王子様・・・言葉で態度で鬱陶しいほど情熱的に迫りまくるアメリカ人アレックス。

男同士であることだけでなく、アレックスがいずれ会社を継ぐ創業家の御曹司であることもあり頑なにアレックスを受け入れようとしない陸斗だが(女だったら玉の輿なのに・・・だからそこがBL)・・・最後はアレックスがお約束の姫君危機一髪を決めて、エロも最初から最後まで大盛りです。

苦手なオフィスF○○Kシーンも(あまり)苦にならない?糖度の高い甘口ラブストーリー。こういう話ならいつでも来い、ですね。
| 高尾理一 | 23:28 | comments(0) | - |
一緒に暮らそうよ 高尾理一
会社員(24)×大学生(18)
アイスノベルズ2001年

かなり長い間未読箱に寝かしてた本ですが、BLとしては地味ながら「誰かと一緒に暮らすとはどういうことか」というところに妙に説得力のある話でした。

両親の離婚の結果、祖母に育てられた直行は、優しく美しい妻に子供は2人、庭付き一戸建てでゴールデンリトリーバーを飼うというドリームを抱いている。それは乙女チックな結婚願望というより、こうあらねばならぬという人生の規範なのだ。

早く結婚したいという強い気持ちでいろいろな女性と付き合っても長続きししないのは、相手を自分の描いている妻の役に適役かどうかというキャスティングの目で選んでいるからだ。(いるいる、こういう人って)

直行自身も、女性との交際が続かない理由はうすうすわかっている。

そして、男の冷静さを女は絶対に見逃さない。
女という生き物には、男が自分に夢中になっているかどうかを確かめるセンサーが、生まれつきついているのではないかと思うくらいだ。


直行は、自信満々で女を選り好みしているやな男ではない。
何事もこうあらねばならぬというマイルールに縛られている真面目すぎる男なのだ。
結婚したいと言いながら、よき夫、よき父親を知らない自分にその役が勤まるだろうかという不安も抱えていて、つまり自分が見たこともない理想の家族像に翻弄されている。

そんな直行の生活に踏み込んでくるのが、親戚の下宿人、悠人(ゆうと)。
仔犬のように無邪気になついてくる悠人を最初は邪魔者扱いするが・・・。

LOVEに突入するのはほんとに最後の最後で、ほとんどが直行の家族問題と対人関係の問題に費やされている。
結末だけ見れば
「いろいろ女性と付き合っていたけど初めて本気で好きになったのが男だった」
というテンプレな話に見えるけど、直行が悠人に出会って知らず知らず変わっていく過程が多面的に描かれているところがよいと思う。
| 高尾理一 | 22:32 | comments(0) | - |
龍と仔猫 高尾理一
ヤクザ(36)×フリーター(18)
ショコラノベルズ 2007年

借金のカタにヤクザの愛人になる・・・まいどおなじみの設定である。

ホステスをしている姉の借金を肩代わりしてもらう条件として、ヤクザの志堂の愛人になった雅人。

借金云々は単なる口実で、ヤクザが一目惚れして手段を選ばず自分の物にしたかったに決まっている、最終的には若い愛人に骨抜きにされて・・・とおおよそ話の行方は見当がつくにもかかわらず・・・いや〜久々にエロくて可愛いヤクザもののアタリでしたね。

志堂は一見コワモテだけど、それこそお姫様に尽くすように雅人を大事に扱ってる。
でも真面目で潔癖な雅人には、そんなヤクザの乙女ゴコロなんてまるで理解できないので、「一回の値段を決めてください!」なんてとんでもないことを言って、ヤクザを拗ねさせたりする。

志堂が自分に惚れて助けてくれたなんて夢にも思わない雅人は、「俺に飽きられたかったら、俺に尽くせ」なんていう志堂の言葉を真に受けて生真面目に「愛人」勤めをする。そもそもヒモに貢いで借金を膨らませたバカな姉のために自分が犠牲になるような、健気な子。それもこれも志堂にはも〜可愛くてたまらない。

しかも未使用・未開封の新品。
志堂がいつも「いい子だ」とつぶやき、「お前、やることなすこと可愛すぎるぜ」と浮かれるわけだよ・・・。オボコな雅人にアレやコレやを教え込む志堂は鼻歌でも唄いそうなエロおやじぶり・・・こういうエロの趣向はけっこう好物です。

「惚れちまったか、俺に」
なんて臆面もなく言うところもいい。

年の差のある男に大切にされる話・・・別にオヤジはヤクザじゃなくても社長でも医者でもいいじゃないかって話だけど、こういう男気と稚気が同居しているキャラがBLヤクザの役割なんだと思う。
| 高尾理一 | 23:34 | comments(0) | - |
スウィート・サクセス 高尾理一
馬主(36)×新人ジョッキー(19)
リーフ出版 1999年

今はなきリーフにも読んでおかなければならないものがあった。
いつき朔夜の競馬BL『G汽肇薀ぅ▲鵐哀襦戮棒莵圓垢觚義帖「馬主×騎手」もの。

競馬の騎手は基本的に小柄です。身長は関係ないけど重量制限があり、競馬学校の受験資格は44キロ以下で成長期の3年間その体重をキープしなければならない。 
体のラインがはっきり見える勝負服に身を包んだ姿はいくつになっても少年のように華奢で、しかし鍛えられたアスリートである彼らの肉体は無駄のない筋肉に覆われて・・・(←あくまで想像)。

そして馬主というのはもれなくお金持ちである。単なる高年収ではなく自由にできる資産がある本物のセレブ・・・こんなBL向きの世界なのに今まで誰も書いてないというほうがおかしいよね。

中央競馬の騎手は、競馬学校に入学したときから競馬ファンの視線を浴びている。10人くらいしかとらないし、途中で脱落しない限り、卒業後ただちにプロの騎手として中央デビュー・・・つまり競馬新聞に名前が載る存在になるわけだから、ジ○ニーズのファンが後ろで踊っている予備軍の子をチェックするようなもの?

なのでこの馬主の北川が、競馬学校時代から遥のファン(というか追っかけ?)だったという気持ちはわからないではないのだが・・・だからといって遥の特別な馬の子供を買って、この馬に乗りたかったら・・・と関係を迫るのはあまりにもオヤジな行動(だってオヤジだから)。
でもBLだから展開としては普通なんだけど、やっぱり北川は遙という騎手のファンなので、金の力でモノにはしてみたもののすぐ反省して遥に全面降伏→メロメロという、まあ楽しく読めるタイプの話ではあります。

だけど見習い騎手としての焦りや葛藤、調教師や先輩騎手との関係、同期との友情・・・そういう男ばかりの競馬界の特殊な日常、そして馬に対する愛情が非常によく書けていて、また遙もこのしょうもないオヤジを踏み台に成長していくところが頼もしい。(早いうちに続編も手に入れなければ・・・)

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| 高尾理一 | 23:51 | comments(0) | - |
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