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君がこころの月にひかれて 六青みつみ
藩主×小姓


幻冬舎リンクスロマンス 2008年

それに(どれに?)比べると、六青みつみは生粋のファンタジー書きだと思う。
本作は処女作(同人誌)の単行本化ということですが・・・この人のすごいところは「またそれかよ」と言われることを少しも恐れていないこと

自分の好きなことを好きなように書いている(としか思えない)・・・それで同人誌活動を延々と続けて満足している人もいるわけですが、この人はそれが商業レベルになっているところが立派。

現代ものであれ時代ものであれ・・・パーツはだいたい同じ。
ー里討蕕譴読了爐亮けを攻めが拾う(逆もあり)。
⊆けが陰謀によって強○される(その容赦のなさは業界ナンバーワン?)。
受けは攻めを一途に愛している。
ぜけは愛する人から理不尽な誤解を受ける。(覚えのない濡れ衣など)
ジ電掬なすれ違いあり。
Σ瓩舛傍ど佞い森兇瓩録由覆変わったように真摯になる。
Ш埜紊鵬子様は馬に乗って迎えに来る。(ただし現代ものでは乗用車)

それぞれに古典的な要素ではあるけれど、この人の場合「そこまでやるか」というくらいトゥーマッチに書き込むところに真骨頂がある。
やりすぎてついていけなかった作品もありますが・・・(虫の字がいっぱいつくタイトルの作品とか)。
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| 六青みつみ | 09:50 | comments(0) | - |
夕陽と君の背中 六青みつみ
高校生(17)×高校生(17)
 幻冬舎リンクスロマンス 2007年

切ない系ファンタジーものあるいは、悲劇のヒロインものが得意な作者の初の学園ものは、「青くて甘酸っぱい青春の味」でした。

バスケ部のスタープレイヤー、向陽(こうよう)に密かに片想いしている勇貴(ゆうき)は、鈍感な彼の気を引きたくて学園祭の企画で女装(BLでヒロインが女装っていう趣向はわりと珍しい気がするんだけど。私が知らないだけ?)、なりゆきで告白してしまうが、返ってきたのは手酷い拒絶と嫌悪の言葉だった・・・。

「向陽、おまえケツの穴ちいせぇよ」と何度思ったことか。
いくら驚いたからって、昨日まで仲良くしてた子にそこまで言わなくても・・・っていうくらい酷いことを言うんだよね。
それでいてそれからひと月もたたないうちに「俺、どうしてもおまえとひとつになりたい」とか言っていきなりアオ○ンかよ! こらこら。

この向陽って子は、ナリはでかいが情緒は小学生。まあそこがいいんだけどね。17歳だもん。
17歳の恋なんて、男女だってうまくいかないのに男同士・・・妊娠の心配がないのはいいけど(!?)・・・お互いにムダに傷つけ合ってばかり。
「いつも一緒にいられる高校時代からそれじゃ先が思いやられるね」という有馬先輩の意見に私も一票。(失恋したヒロインをすかさずさらっていく有馬先輩、つけこみ方も引き際もスマートでナイスなアテ馬だった)

でもそういうところが、青くて酸っぱくて青春の味なんですね。 
学園ものとしては珍しくキューンときました。

ところで学園ものの定番で、学園祭が山場になるんだけど、この高校の学園祭は楽しそう。実行委員有志による「女装ガイド」とか。「メイド&執事カフェ」(男女逆)とか、注文すると全員で「よろこんで!」と唱和する焼きそばの模擬店とか・・・こんな学園祭だったら、父兄のふりして潜入したいものです。

| 六青みつみ | 23:48 | comments(0) | - |
楽園の囚われ人 六青みつみ
軍人(28)×国王の愛妾(18)
オンライン書店ビーケーワン:楽園の囚われ人 幻冬舎リンクスロマンス 2006年

ファンタジーのいいところは思い切り「耽美」ができるところ。
ヒロイン・キリアの登場シーンはこんな文章で彩られる。

満月の光を浴びた真珠のような肌色、朝露のように艶めいた薔薇色の唇・・・(中略)そのとき、合歓の花のような睫毛が大きく動いて、空を写した海色の瞳が驚愕に波立つ・・・

実に、大向こうから「待ってました!」「たっぷりと!」と声をかけたくなるような登場ではないか。
この人は本当にこのジャンル(BLファンタジー)で「書きたいこと」を書いてるんだなあと思う。

だってハーレムですよ!
国王の快楽のために美女&美少年が育成されている後宮の物語・・・幼いときからそれを受け入れるために調教されるアレコレ、王の寵愛を失って臣下に軍功の褒賞として下げ渡されたヒロインが「譲渡の完遂」を見守る公証人たちの前で新しい主人に・・・・・・エロティックファンタジーとして「現代もの」では書けないことを書くぞ!という気合も十分?!

しかしながらヒロインのキリアも元は敗戦国の王子、どんな過酷な運命にもてあそばれても高潔さを失わなず、自分を後宮から救い出してくれた将軍ファリードの真実の愛に目覚めてやがて2人で愛の王国を築く・・・というロマンスが尻尾の先までたっぷりつまっている。

マンガでも映画でも描けない豪華絢爛な夢の王国に読者を引きずりこんで最後まで離さない・・・なかなかパワーのある作家だと思います。


| 六青みつみ | 16:29 | comments(0) | - |
リスペクト・キス 六青みつみ
サウンドエンジニア(28)×会社員(28)
 リンクスロマンス 2006年

もしあなたの友達が、全く恋愛対象として見てもらえない、望みのない相手に長年片想いしている・・・ずっとそばにいたいから自分の気持ちを隠して「親友」として付き合って・・・という状態を10年も続けてたとしたら、「いいかげんに見切りをつけろ」と言いたくなりません?
玉砕するなり、あきらめるなり・・・決着つけて次に行かないと時間のムダじゃん、と。

でもそういう人は、誰にそう言われてもけしてそうはしないと思う。
別に片想いしてたって、誰に迷惑をかけるわけじゃなし、本人がそれでいいならいいわけだし。
恋愛カウンセリング的に言えば、そういう人は本当は「幸せになりたくない」「幸せになることを自分に許さない」人なのである。
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| 六青みつみ | 00:03 | comments(0) | - |
遥山の恋 六青みつみ
領主(20)×山の民(15)
 幻冬舎リンクスロマンス2003年

泣かせの女王?六青みつみのデビュー作。
一時入手困難になっていたらしいですが、2006年6月に3刷が出ました。

時は足利、美濃の国の領主の嫡男、橘貴哉(たちばなのたかちか)は、妻の親族の謀略にはまり、父と豊かな領地を奪われ、瀕死の重傷を負って山中に行き倒れているところを、山でひとりで暮らす少年、シノに命を助けられる。

これがデビュー作とはちょっとびっくり。
こういう時代ファンタジーを書けるのは、BL界では剛しいらだけかと思っていた。

瀕死の若武者。先祖の呪いで醜いアザのある(本当は美しい)ヒロイン。初めて出会ったよそ者との初恋。必ず迎えに来るという約束は破られ、無垢なヒロインの心は絶望と恨みに引き裂かれて死を覚悟する。
とそのとき!白馬に乗った王子様が家来を連れて迎えに来て・・・

古今東西、読者をハラハラドキドキウルウルさせてきた「お話」のエレメンツがてんこ盛り!
でもそれが非常にうまく組み立てられているのだ。

特殊な機織の技能を持つ漂泊の民として、人里離れて自然と親和して生きるシノの暮らしのデティールがしっかり書き込まれているので、領土拡大のため戦いに明け暮れ、裏切られて復讐に燃える貴哉が少しずつシノの生き方に感化されていくところにも説得力がある。

ゲーム世代のファンタジーについていけない私ですが、これはどっちかっていうと木原敏江の世界。公式HPの自己紹介に「原点は『ベルサイユのばら』かな」って書いてありましたけど、こういう話を書ける人って、本当に「お話」が大好きな人なんだと思う。

それにしても再会した貴哉と山を下り、屋敷に迎えられて贅沢な生活を与えられて、みるみるしおれていくシノはまるでハイジ・・・。
| 六青みつみ | 20:48 | comments(0) | - |
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