風俗ライター×バー店長
ゲンキノベルス 2003年
ちょっと読んだことのない作家を開拓しようと思って、まず麻生玲子を2冊連続。
「昼は淑女で夜は娼婦」のバー店長の秘密・・・というアオリに惹かれたんですが・・・単に酒癖が悪いだけだった。
クールな川本が突然淫乱になるのは、楽しい展開なんですけどね(こういうのツンデレっていうの?)
風俗ライターっていう設定も面白いんですが・・・スポーツ新聞なんかの「愚息も昇天」ってやつ、あれを書いて生計を立てている人もいるわけで・・・その仕事ぶりは確かに面白いんだけど、ソープ嬢に実地取材となると・・・読んでて微妙に不快。ヒロインが怒るのも無理はないと思う。
そしてヒロインの秘密。
初体験の相手が実の叔父だった・・・それってそんなに大問題?
いいじゃん、男同士だし、済んだことだし、と思ってしまう私が問題?
いやそうじゃなくて、その初体験は叔父が甥を襲ったのか、甥が叔父を誘ったのか、そのへんをとても知りたいのに、書いてないのが残念だったわ。