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放水開始! 許可証を下さい!6 烏城あきら
働く人々に愛をください!
【許可証シリーズ新刊・合同レビュー企画】
参加


えー、このたびはブログ萌え付箋の下さんから合同レビュー企画のお誘いを受け、はいはい、喜んで!と手を挙げたものの・・・。

過去に自分の書いたものを読み直して、このシリーズの魅力についてすべて語りつくしてるじゃん・・・と、頭を抱えているうち、アラスカさんところにすばらしいレビューが上がってしまい、もう私には何も言うことがありません・・・。

「許可証をください!」(2003年)
「慰安旅行につれってって 許可証をください2」(2004年)
「嵐を呼ぶ台風 許可証をください3」(2005年)
「ただいま定修中 許可証をください4」(2005年)
「きみにもわかるISO 許可証をください5」(2006年)

「放水開始!許可証をください6」(2009年)


なんと、ISOに取り組み始めた前巻から3年もたってしまっているが、話は2ヶ月くらいしかたっていない・・・。
前原も阿久津ちゃんもまだ27歳。
え、27歳?!
読者はこのカップルとはずいぶん長い付き合いだが、この二人はまだ付き合い初めて1年ちょっとなのね・・・ということにビックリ。
しかも、これが完結編かと思ったら、まだ途中なのだ。

そう、喜美津化学の存亡をかけたISOの取得は、まだ先が見えない。
「秋までに」というリミットに、暗雲たれこめ、ひょっとしてISOどころじゃないかも??というところで、次号に続く。

前原と弘の関係も、家族へのカミングアウト、という山は越えたものの、半同棲状態の比較的安定した状態がキープされている。

なので、どうまとめていいやら。
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| 烏城あきら | 19:02 | comments(0) | - |
金の鳥の秘密 烏城あきら
設計士(27)×大学生(21)
 ジュネノベルズ2002年

地元の書店で新刊を物色していたら、「ジュネノベルズ創刊」という帯を巻いたこの本が棚ざしになっていた。奥付を見れば2002年の初版。古本屋でも見たことないような7年も前の初版がなぜここに? ・・・これは買って帰れということですね。

同棲していた幼なじみの征雄に突然別れを告げられて、やけ酒飲んで潰れていた孝志を拾って帰ったのは3年前に自分が振った年上の男、時宗だった。
顔は可愛いけど異常なまでに意地っ張りで負けず嫌いの孝志は、その性格で損してる。
そもそも3年前に好きだった時宗を振って、アテ馬の征雄と付き合うことになったのも、この意地っ張りのなぜるワザ・・・征雄に振られたからといっていまさら時宗に乗り換えるなんて、意地でもできない。
意地っ張りとは不自由なものである。

amazonで検索するとこれが一番古い本なのだけど、デビュー作でしょうか?
田舎に戻ったはずの時宗がなぜ東京にいるのか、なぜ自分を連れて帰ったのか(記憶がない)問いただそうと思っても次々にいろんなことが起きて確認できない・・・というテンポのいい展開はやっぱり「許可証」の作者だなと思う。

時宗はカナリアを飼っていて、孝志も鳥の世話をするときだけは素直になるので、カナリアが2人を再び結びつける「金の鳥」なのである。
意地っ張りで怒っている孝志が好きという6歳年上の男と付き合うには、3年前の孝志は子供過ぎたのね、という話。

烏城さんて、関西の人ですねたぶん。
東京の大学生は「3回生」とは言わない・・・っていうか、関西の大学生は絶対に「3年生」とは言わないよね。なんでなんだろう。
| 烏城あきら | 17:48 | comments(0) | - |
うそつき 烏城あきら 
トラック運転手(23)×甘栗売り(17)
シャレード文庫 2008年

これは「長距離トラッカーとサービスエリアの甘栗売り」という職業設定の魅力がすべてである、と言っても過言ではない。
話はどうということもない。つまらないという意味じゃなく。恋人同士にとっては大問題だけどはたから見れば微笑ましいような話だ。

誠は、夜逃げしたテキヤの息子で、高校を中退して山陽自動車道のサービスエリアの片隅で一日、天津甘栗を売っている。
恋人の輝夫は長距離トラックの運転手。輝夫がサービスエリアにトラックを寄せるほんの短い時間が2人の逢瀬だ。

「マコ、おそいやんか」「ごめん、今日は早かった?」「はよ乗れや」

輝夫のトラックのキャビンに飛び乗り、大急ぎで抱き合う・・・若い。青い。カワイイ。
トラック購入の借金を抱えている輝夫は、実は高速代を節約して下を走っているのだが、誠に合うためだけに、750円区間だけ高速に乗っているのだ。

こういう特別でない、どちらかといえば貧しい者どうしの恋愛ってBLでは意外と珍しいものだ。誤解して仲直りして・・・ただそれだけの話なのに、なんだかその純粋さに胸がキュンとする。

もう1編の「ひみつ」は、長距離バイク便の修平とその10年になる連れ合いの克美の話を、「うそつき」と同じ時間軸で視点を変えて書いている。
美人でしっかり者でエッチで、クールなふりして実は修平にゾッコンということを10年も隠している克美の「理想の女房(ちょっと無理してる)」ぶりがとてもよい。

| 烏城あきら | 20:54 | comments(0) | - |
発明家に手を出すな 烏城あきら
発明家(29)×弁理士(27)
 キャラ文庫 2005年

「きみにもわかるISO」を読んだおかげで、私にもISOが何なのかわかった。何の役に立つわけではなくても、それが「知識」というものでしょう・・・と思っていたが、こないだテレビのニュースで今話題の某菓子メーカーの工場が写ったとき、入り口に「ISO14001取得工場」の看板が見えた。
確かISOの14001台って環境対策のはずだから、品質管理のISO9001台は取ってなかったのかな、なんて思うわけです。「少し利口になる」ってこういうこと?

こんどは「きみにもわかる弁理士の仕事と特許申請」である。
世の中あまりにも私の知らないことだらけで、この2人のLOVEの行き先よりも、へー、そうなの、弁理士ってそういうことをやるの、へー特許ってそういうものなの・・・と感心ばかりしてました。

正直、天才発明家・原田はあまりにも変人で、ものすごく変わっているということはわかるんだけど、ゲイとしてのバックグラウンドもわからないし、引きこもりの変人かと思うと、いきなりバブリーなエスコートをこなすし、彼の弁理士である将孝は逃げてばかりだし・・・と、恋愛小説そしてはいまいち不発なかんじもあるんですが・・・それでも1冊読んで、弁理士という仕事について得られる知識の収穫は大きくて、ま、2人はいつまでも逃げたり追ったりやっててくれ、ってかんじ?

なんとなく半端な終わり方なんですが、もしかして続編ありでしょうか?


| 烏城あきら | 21:22 | comments(0) | - |
LinS 烏城あきら
美容師(23)×商社マン(26)
 二見書房シャレード文庫2003年

『許可証をください』があまりにも面白いので、逆に他の作品を読もうという気が起きなかったのだが、雑誌で読んだ『出直して来い!』もやっぱり面白かったので、まず好きな美容師ものから読んでみる。

商社マンの宗方は、女友達に紹介されて行った美容院で、男前の美容師・石蕗(つわぶき)のシャンプーテクに恍惚・・・というけっこうポルノチックな始まり。

美容院できれいな男の子がシャンプー担当だと「ラッキー」って思うけど、すぐ口開けて「んがーっ」って寝てしまう(それは私だけ?)。
人にシャンプーしてもらう気持ちよさってそいういう気持ちよさだと思うんだけど・・・もしかして男の人は好みの女性にのしかかられてシャンプーされるとうっかりコーフンしちゃったりするもの?
どっちにせよ宗方はそもそもゲイとしか考えられないよね・・・と思いつつ読んでいくと、話は意外に複雑に展開する。

女友達が石蕗を紹介した意図、石蕗という男の真意、過去・・・宗方が「男と関係してしまった」という事実にひたすら困惑しているうちにどんどん状況が変わっていく・・・単純にポルノっぽいBLのような始まりでいて、なかなかみっしりと読み応えがある。宗方も石蕗も魅力的に描かれ、やっぱり上手い人なんだなと思う。
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| 烏城あきら | 21:20 | comments(0) | - |
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