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「黄昏に花」「黄昏に花が舞う」 樹生かなめ
銀行営業(25)×ビル管理会社課長(45)
 SHYノベルス 2004年 2005年

あっ!これだったのか!
2年前、私が突如BLにハマる直前「今のJUNEってどんなことになってんの?」とリサーチのために買った『小説JUNE DX2004年4月号』の巻頭がこの、『黄昏に花』の2話目にあたる『黄昏て花』だったのだ。
十数年ぶりで買ったJUNEの巻頭が、「職場でギックリ腰になった45歳のリーマンを20歳年下の青年が背負って接骨院に連れて行く話」だったんだから、私の困惑を察していただきたい。

ちなみにそのとき、ひととおり読んで「この中で小説が一番うまいのはこの人」と思ったのが『人のかたち』を載せていた剛しいら。我ながら見る目は確かだな(笑)
(そしてなんの因縁か『小説JUNE』はこれが最後の号になった)
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| 樹生かなめ | 22:37 | comments(0) | - |
不条理な男 樹生かなめ
大学生(21)×大学生(21)
  講談社X文庫WH 2004年

不条理・・・そうか、不条理ね。
自己中心的で身勝手で幼児的な男に振り回される男・・・この樹生かなめ的な状況はつまり「不条理」だったのか。(目からウロコ?!)

母親同士が親友で、生まれたときから幼なじみの邦衛と明人。大学生の現在、資産家の邦衛の持ち家に2人で住んでいるが恋人同士ではない。

邦衛は男女構わず年齢の制限もなく速攻で口説いて速攻で捨てるくせに、明人に異常な独占欲を示す。
自分はその日のうちに口説いた女とラブホに連泊しようとも、明人が友達と映画に行っただけで激怒する自分勝手=不条理な男。

「いつも僕のそばにいろ」
「じゃあお前のやってることはなんだ」
「僕はいいんだ」

この不毛な会話のループが延々続1冊読んでもエッチには至らない・・・ボーイズラブとしては効率が悪いことこのうえない。
でも一番不条理なのは、この自分勝手な男を受け入れている明人なのだ。

このほとんど会話の成立しない相手は、「オレ様攻」の究極のデフォルメのようでもあるが、明人も嫌だ嫌だと言いながらずるずる流されて・・・という受けではない。
明人も邦衛が好きだから、なんとかこの男を矯正しようとはしている。

母親の死と明人が事件に巻き込まれたことで、明人との関係は改善の兆しを見せて終わるのだが・・・この男の「不条理」はそれだけではない。

異常なマイブーム症状・・・ピザにはまったら毎日3食ピザを食べ続けるとか、ゴリラにハマると毎日動物園に通ってゴリラの前から動かないとか(最後はたくあんでしたが)この不条理は不条理のまま延々続くのだろう。

この人のキャラがどんな不可解な行動をとっても、「不条理」という解釈でオッケーなら読める気がする・・・たぶん。

ところで、作者は「ぶたごりら」の続編を書くつもりがあるらしい。
ひえ〜〜! でも楽しみ!(笑)
| 樹生かなめ | 00:20 | comments(0) | - |
極楽浄土はどこにある 樹生かなめ
美術商(25)×僧侶(32)
 ピアスノベルス2004年

葬儀屋シリーズの次は坊主で締め?

でもお寺と坊主はボーイズラブとしては奇抜かもしれないけど、男色のフィールドとして非常に古典的ですよね。

今にも倒壊寸前の都会の荒れ寺、泉妙寺の住職・松前は、ご近所で「泉妙寺の三蔵法師」と囁かれる超美形のお坊さん。
しかし人々の信仰は失われ、古くからの檀家も没落や高齢化で減るばかり。
極貧の住職は、三度三度家庭菜園のキャベツをゆでて食べて飢えをしのぐ毎日。
そこに元有力檀家の息子で美術商の博紀が、寺の本尊である仏像を売れと迫る。

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| 樹生かなめ | 10:43 | comments(0) | - |
やれる時にやっておけ 樹生かなめ
葬儀社社長(25)×高校生(17)
 SHYノベルス 2006年

【葬儀屋特集 

病室で静かに臨終を迎える・・・家族がまずやらなければならないことは、葬儀屋に連絡すること。するとほどなくして葬儀屋が寝台車とともに「このたびは誠に・・・」と登場するわけだが、顔に「ご愁傷様です」という沈痛な表情を貼り付けたオジサンが現れたとき、私は「この商売って、毎日がネタの宝庫だよねー」と思ってしまった。

生き死にの舞台である病院がドラマであると同様、普通の人が一生に何度かしか行わない葬式を毎日やってるんだからいろんなことあるでしょうよ・・・と思うと葬儀屋の言動から目が離せなくなった。
(現れた葬儀屋が若くていい男だったりしたら、もっと気をとられていたに違いない)

葬儀屋はホトケ様がいなければ仕事にならない。ゆえにホトケ様の主な供給源である病院は重要な「営業先」である。
男五人兄弟(いずれもイケメン)で葬儀社を営む柘植セレモニーは、その色男ぶりを活用したホスト営業・・・看護師など女性スタッフへの接待攻撃・・・で三浦病院にがっちり食い込んでいるという噂。

院長の一人息子である智巳はそんな彼らを毛嫌いし、社長で長男の悠一が自分のまわりをウロウロしているのも、営業の一環と決め付けている。そんな2人がLOVEになるという筋道だけ見れば普通のBLっぽいんだけど、この話の中心はそこにはない。
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| 樹生かなめ | 23:04 | comments(0) | - |
ありのままの君が好き 樹生かなめ
弁護士(25)×家事手伝い(25)
 SHYノベルス 2005年

【デブ専一本勝負◆

四天王寺寿杏(してんのうじ・じゅあん)・・・この耽美な名前の持ち主は、デブなどというナマやさしいものではなく、身長202cm、体重170kgの巨漢である。
しかも『Don't Worry Mama』の今蔵のように太ってるけど目鼻だちは整っているとか肌はきれいとかいう、オチを期待させるような逃げ道もなく、太っている上に顔がゴリラで、ブタゴリラと呼ばれている。
さらに、気が遠くなるほどトロくて運動神経が鈍く頭が悪くて気が小さい。

「出ないほうがマシ」という三流以下の大学をやっと卒業して、就職するでもなく家事テツしている25歳・・・これだけ過酷な設定を背負っていながら、読んでいて嫌な気分にならなかったのは、寿杏がいい子だから・・・子供の頃からいじめられっ子なので、暗くて卑屈なところはあるけれど歪んではいない。

そして父親にめいっぱいの愛情を注がれているからである。
ハンサムで金持ちで辣腕弁護士の父親は、自分にひとつも似てないこの不肖の息子を「うちのぶーはいい子なんだ」と溺愛している。

これが母親だとマザコンになるところだが、父にしたところがBL的に正解だったと思う。
実の親が子を虐待する話は、BLにも現実にもあふれているが、親って本当はこういうものでしょう。
誰もがブタゴリラと馬鹿にしても、親だけは「うちの子はなんていい子なんだ」と無条件で思っている。
ここんとこが好きですね。
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| 樹生かなめ | 19:04 | comments(0) | - |
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